艤装にかかる 1.5~2時間 → ゼロ に
作業船が近づけない水深の浅い場所も測量できる
マルチビームソナー搭載『水上測量ドローン』
マルチビームソナーで行うダムなどの測量に、炎重工の水上ドローンをお使いいただいています。

測量前後の準備に多くの時間を費やす測量業務
マルチビームソナーなどの測を作業船に取り付けることを「艤装」といいます。
作業船で測量業務を行う場合、開始前には艤装を行い、終了後には艤装解除を行います。
水上測量ドローン導入により艤装時間は1.5~2時間→ゼロに
株式会社コウノ様では、艤装を通常2~3名で行い、1.5~2時間かかっていました。
水上測量ドローンは、艤装確認後、電源を入れて水域に浮かべたらすぐに測量可能です。


測量機器搭載型になり、工程は半減
通常、マルチビームやGNSS測量機器を艤装するごとに、オフセット計測やパッチテストを行います。
水上測量ドローン導入前は、業務工程の半分以上を準備が占めていました。
水上測量ドローンは、測量機器搭載型のため、簡単な確認作業で準備完了です。
オフセット値が変わりませんので、ミスなく良好な計測結果を得ることができ、工程は下図の通り削減されます。

水深50cmの水際や浅瀬もより詳細に測量可能
作業船では水際ギリギリの場所など水深の浅い水域に近づくことは困難なため、水位の変動に応じ、UAVレーザ測量など複数の計測方法を用いて実施していました。
水上測量ドローンは、水深50cm(※)の水域を航行できます。
導入により、水深の浅い場所にも近づけるようになり、水際付近の三次元点群(計測点)について、欠測箇所が大幅に減少しました。
(※)計測当時のデータです。仕様や状況により変わります。


小回りが利いて扱いやすい操作性
ブイに引っかかることもなく、入り組んだ場所にもスイスイ入ることができます。
ドローン操縦のご経験はないとのことでしたが、水上測量ドローンは「小回りが利いて扱いやすい」とご回答をいただきました。



炎重工の水上ドローンは、プロポで操作する場合、片手でカンタンに移動させることができます。
直感的に使えるわかりやすさが、扱いやすさにつながっていればうれしく思います。
弊社も引き続き、お役立ていただける水上ドローンの開発に努めてまいります。
参考リンク
- 株式会社コウノ
茨城県 No.1の「測量コンサルタント」
1980年から磨き続ける高水準の技術力でインフラ整備の様々な場面を支えています。
水上測量ドローン導入のご相談・お見積のご依頼など、お問い合わせは以下よりお願いいたします。